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エサに原料として使われるオキアミミールについて
オキアミとは

生きたクリル▲生きたクリル

オキアミの和名はナンキョクオキアミで、その名の通り南極海周辺に生息しているアミの仲間です。アミなのでエビの仲間ではありません。

オキアミは数億トン以上といわれる膨大な量が生息していていると言われており、魚類やクジラ、ペンギンなどのエサとして、生態系上重要な位置を占めています。
当初は人間の食用資源として期待されていましたが、幾つかの理由から食用としてはそれほど使用されず、現在は釣り用と水産用の飼料としての使用が大半を占めます。

オキアミを放置すると自身が持つ酵素であっという間に頭の部分が黒化します。黒化を防ぐには、採集後に出来るだけ早く冷凍やボイルなどの方法で加工する必要があります。
オキアミの漁は南極海で行われますから、加工するためにすぐに港に帰るわけにはいきません。そのため、冷凍やボイルなど加工作業ができる設備を船内に持ったオキアミ船と呼ばれる巨大な専用の船が必要となります。オキアミ船は建造費が高額で他の用途に使えないことから、世界で10隻程度しかありません。日本にも数年前までオキアミ船が1隻ありましたが、中国に売却されてしまいました。今では日本の企業が所有するオキアミ船は1隻もありません。

オキアミミールの製造について

オキアミミールの製造方法はほとんど魚粉のそれと同じです。オキアミをボイルした後、圧搾し乾燥させ、粉末状に粉砕してミールにします。オキアミミールはアミノ酸バランスに優れた、優秀な素材ですが、最大の特長は嗜好性に優れる事です。魚がオキアミを好むことは釣りのまき餌として使われている事からも分かります。オキアミミールはエサの嗜好性を高めたいときに重要な原料です。

オキアミミール▲オキアミミール

オキアミミールは非常に劣化しやすいので、品質の差が大きく出る原料です。良いオキアミミールは赤~ピンク色でエビのような食欲をそそる香りがします。劣化したオキアミミールは茶褐色で臭いもよくありません。当然、劣化したオキアミミールを配合しても嗜好性の向上効果はそれほど見込めません。

オキアミミールに含まれるカロチノイドに色揚効果を期待する方もいらっしゃいますが、実はそれほど多くのカロチノイドは含まれていません。しっかりとした色揚飼料には、オキアミミールに含まれているカロチノイドの量より、もっと大量のカロチノイドを配合しています。オキアミミールに色揚の効果が無いわけではありませんが、オキアミミールが原料に使用されているイコール色揚効果があると判断するのは禁物です。また、劣化したオキアミミールではカロチノイドの量が減少している事が多いものです。

最近、オキアミはサプリメントや化粧品などに使われており、需要が増加しているようです。
一方、南極海の環境問題で漁船の立ち入りが制限されたり、クジラの増加によりオキアミが食べられて漁獲高が減少するなど高品質のミールを確保するのが難しくなっている状況です。弊社では高品質のオキアミミールを確保するために、世界各国にアンテナを張って安定供給に努めています。